今日感

アクセスカウンタ

zoom RSS 本能寺の変その1〜「信長は謀略で殺されたのか」を読んで

<<   作成日時 : 2006/07/01 16:15   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

「信長は謀略で殺されたのか」(鈴木眞哉+藤本正行著、洋泉社、780円+税)を読んだ。

この本は、
・本能寺の変は光秀の単独犯行である
・世に流布されている謀略・黒幕存在説はいずれも根拠が弱い
・謀略は、史料ぬきに語ることができる。史料をみせろといわれると「秘中の秘」だから証拠は残っていないといえる
というのが、全体のトーンだ。

この中で、特に謀略説の代表例として糾弾されているのは、「謎とき本能寺の変」(藤田達生)と「信長と十字架」(立花京子)の2つだ。

前者は足利義昭黒幕説、後者はイエズス会黒幕説である。
私は、両方とも読んだ。そのときから、後者のイエズス会説はあまりにも荒唐無稽で読んだあと再読することはなかったが、前者は時折読み返していたし、ほかにも足利黒幕説は、人口に膾炙している気もしていた。

「信長は謀略で殺されたのか」では、主に、藤田説が根拠としていた書状などを一つ一つ検証し、いずれも義昭と光秀の関係を証明するものではないと主張している。

また、謀略説の致命的な根拠として、
・謀略にからむ人間が多いと、秘密は露見しやすい
・黒幕が光秀にもちかけたとしても、光秀がそのことを信長に密告しないという保証はない
・本能寺の変後、黒幕が光秀をアシストした形跡がない
・もともと、信長がわずかな供で本能寺に宿泊し、光秀以外の武将が中国・北陸などで戦っていたのは、偶然の産物で光秀や黒幕の意図はない
・謀略説は、黒幕と光秀の接点を説明しても、具体的に本能寺の変について光秀と黒幕がどのように接触したのか説明がない
などをあげている。

また、歴史小説と史実の混同を、厳しく批判している。

一読して説得力がある説明だと思った。歴史にミステリーを人は求めたがるが、そうした風潮に一石を投じている。

ただ、本能寺の変の真相は・・・ほかにも本を読んでみよう。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
本能寺の変その1〜「信長は謀略で殺されたのか」を読んで 今日感/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる