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zoom RSS 少年法、行き過ぎた保護主義の思い出

<<   作成日時 : 2006/09/17 14:34   >>

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一日台風で外に出ることもできないので、テレビをみながら少し思い出したことを書くことにした。日曜日の1時半から「たかじんのそこまで言って委員会」という番組がOAされている。大阪のよみうりテレビが作っている番組だが、たかじんさんの意向?かは知らないが、東京地区ではOAされていないそうだ。
そこで、山口の女子学生殺人事件の容疑者を実名報道すべきかどうか、少年法における保護主義とは何ぞやということが議論されていた。

少年法には思い出がある。大学1年生のときにとった「刑法T」という授業があった。
一番最初にうけた授業がこの講座だった。担当教授は、少年法や刑事政策の分野ではわが国の泰斗といえる60歳をすぎたベテラン教授だった。1回目の授業は「少年法」。そこでの説明の骨子は、

少年法の精神は保護主義保護主義の理由は、子供の未熟さから、責任能力を問えないことも多く、また今後の更正の可能性もある。くわえて、将来の労働力確保のためにも子供の保護は必要
というところだった。

当時、18歳の僕は、「将来の労働力確保のためにも子供の保護は必要」という説明に、まったく納得できなかった。どれだけの労働力が必要になるかは、産業構造や機械化、外国人の受入などの要素もあるのに・・・
そんな理由を付け加えられてはたまらないと思った。
同時に、これが「大学の専門バカか・・・」と強く感じ、専門科目の授業は、まず疑ってかかって聞き、納得したものから受け入れるというクセを付けたのを覚えている。

さて、話を戻して、少年法について考えると、保護主義の行き過ぎが今の姿だろう。
保護や更正というのは、加害者側を守る十重二十重のバリアになっている。厳罰化しても犯罪は減らない、という意見がある。確かにそうかもしれないが、それは厳罰化をしなくていい、という理由にはならない。犯罪を減らすためだけに厳罰化をするのではなく、加害者がおこなった罪をきちんと償わせるために厳罰化が必要なのだ。実名報道もしかりだ。
もちろん、これは少年法だけではなく、飲酒運転による危険運転致死罪もそうだ。
もともと、「3人殺さなければ死刑にならない」というわが国の“判決相場”がおかしい。

個人的には、殺人事件という人の将来、一生、可能性を完全に奪い去った犯罪に対しては、その加害者の将来、一生、可能性も完全に奪うことが基本になると思う。
これを基本に、情状酌量や、過失だとか、を考えることが自然ではないだろうか。


「人を殺した人間が、なぜ、数年ででてきて、その後、余生を過ごすことができるのか」
少年法ではないが、学生時代、死刑廃止論の是非を討論したときに、死刑廃止反対派だった私は、賛成派にこう聞いたことがある。残念ながら、「大学の専門バカ」にどっぷりつかってしまった人たちからは、何の反論もなかった。
「保護主義者」の方には、こうした普通の疑問にきちんと答えてもらいたい・・・とそのときも感じだものだ。

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